水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

小鹿公園の二ツ池(静岡県静岡)


静岡市街で釣りができる至れり尽くせりの公園池

いちご狩りで有名な久能海岸を見おろす温暖な日本平の西麓に位置する小鹿公園。
公園の中心構成要素である二ツ池は真冬でも浮子がよく動く釣り場として、地元のへらぶな釣り師が自転車やバイクで通う。岸は多くが階段状護岸になっており水面が近く釣り台を設置しやすく環境のよい釣り場。コンビニも隣接。
市街地であり駐車場もないことから、2011年に夜間取材して以来なかなか再訪できなかったが、2015年春にランニングで再取材。釣り竿を持っていなかったのが悔やまれるほど、良い釣り場だった。魚もよく釣れていた。
いっしょにランニングしていた娘が体調急変でトイレに小一時間こもって心配した記憶がある。外出先での自律神経不調による体調急変は自分は中学生ぐらいから悩まされてきたが、娘にも遺伝していたと知ったのがこの池だったという意味で、思い出に残った池だった。
母親になった娘に先日、その話をしたところ、お父さんはダッシュでクルマを取りに行って、この池にはトイレがあるはずだと連れてきてくれたと言っていた。クルマを取りに行った記憶はなかったが、この池であることは間違いないようだった。
娘が復活するのを待っているあいだ、池を眺めていた。ルアーロッドをくり出しているおじさんは、へらぶな釣りとの二刀流。ブラックバス狙いというわけではなく、近づいてくる鵜を追い払うためにルアーを活用していたようだ。
この池は、かつてはライギョも生息していたが現在は不明。
トイレ、広場、遊具あり。

トイレとシェアサイクル

トイレ横はシェアサイクル置き場になっていた。左の写真は2024年、右の写真は2015年。写っているのは娘だろうか。


 

イトトンボと水生植物



 

湖岸を埋める釣り人(2015年)



あずまやと八ツ橋


護岸

護岸は全体的に階段状の親水護岸が採用されており、釣りがしやすい。水上デッキ、噴水もあり、至れり尽くせりの池だ。
左は2015年、右は2024年。


案内板

夜の二ツ池

2011年撮影。

Googleマップ