めいぜんやつぬま。明善谷池。
好環境な野釣り場として漁業権が設定されている溜め池。
東松山の釣り愛好家管理タイプの池としては現在のところ、もっとも良好な状態を保っている池といえるだろうか。
沼とはいってもそののびやかな景観は、ちょっとした湖を思わせる。現地の釣り案内板には「沼」ではなく「明善谷池」との表記もみられたが、釣り人のあいだの愛称と考えていいだろう。「武蔵漁業協同組合共第2号及び共第3号第五種共同漁業権遊漁規則」には、この池の漁業権設定に関して「明善谷沼」の名称で記載されている。
冬場などは強い風にさらされやすいため、地元常連はおもにドボン釣りをするといった10年前の話に興味をもったりしたものだが、埼玉のへらぶな釣り池はローカルルールに厳しいおじさま方が多いので、我流ドボンで失笑を買う程度ならまだしも叱られでもしたらと余計な心配をし、ここもなかなか足が向かなかったのはもったいないことだった。
二車線道路沿いでアクセス性もよく、駐車場とトイレもある。池の東岸側にはびっしりと釣り台、釣り桟橋も設けられ管理状態も良好。堰体側には移動式の釣り台が複数置かれ、水位の変動にも対応できるようになっている。
武蔵漁業協同組合の漁業権が設定されており、釣りをするには駐車場料金200円と日釣り券400円が必要となる。なおルアー釣りは禁止。
マークした場所は駐車場。