水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

浮間ヶ池(東京都板橋)

2024年10月撮影

アクセス性のよい東京の釣りオアシス

公園前には浮間舟渡駅があり公共交通機関でのアクセスもよい。駅名としてひとつになっている「浮間」「舟渡」であるが、明治時代の地図では川をはさんでそれぞれ対岸に位置していた。「浮間」も「舟渡」も氾濫原を意味する地名で、荒川放水路の完成によって、たくさんの人が住める下町が育っていき、川の名残りは浮間ヶ池という公園として残された。
池ではへらぶな釣り師のほか、散策やランニングの人も多い。トイレやベンチなど充実。公園の前にはコンビニもあり。
春は桜が終わると園内のサクラソウ園がにぎやかになる。
24時間の有料駐車場あり。


明治時代までは、荒川の一部

東京下町のオアシス的な浮間公園。その中心構成要素である浮間ヶ池は、荒川放水路が完成する前は荒川の河道、つまり荒川の本流そのものと「浮間ヶ原」という氾濫原だった。下の写真は2011年のもの。



 

東京の無料釣り場

ヘラブナが釣れる

ヘラブナ釣り場として長く地元釣り師に愛されてきた。自転車で通う釣り師が多く、魚を釣り上げると周囲の釣り師から拍手がわきおこるような、わきあいあいとした雰囲気。なおルアーなど投げ釣りはできない。

2017年4月


 

浮間ヶ池の景観と施設

アシ原とバードサンクチュアリ

浮間ヶ池はほぼ全周に渡って岸沿いを歩けるが、この区画は湿性植物や木々が繁茂し岸に近づけない。魚や鳥類のゆりかごとなっていると同時に、水質浄化の役割も担っている。


風車

駅側の広場(喫茶店、コンビニ)

水生植物園

サクラソウ園

サクラソウ園はこじんまりとしている。


駐車場と案内板



 

Googleマップ

マークした場所が駐車場。