鳴瀬川左岸側の色麻と三本木エリアには農業用ため池の密集地帯となっている。
多くは200〜400mクラスの中小規模で一般の地図上では名前も記載されていないし、地元バサー御用達の薬研沢溜池をのぞいては情報もなかなか見つからない。
東北の中小野池は全体的にかなり外来魚駆除が進んでいる印象を受けるなかで、このエリアには何かまだ可能性が残されていそうな気がしている。
東北自動車道の三本木パーキングエリア近くの幹線国道沿いに道の駅・三本木があり、攻略にはここが拠点として最適だろう。日帰り温泉も近い。
一方、各野池は未舗装の農道でアプローチするタイプが多く、薬研沢溜池でさえダート路を300mほど走らねばならない。駐車スペースの確保が難しく堰体上にクルマを停めている釣り人の姿も見られるが、堰体天端は取水設備があることが多いので農家とトラブルになる可能性が高く避けた方がよい。そうなるとオートバイが自転車で未舗装農道を進むしかなく、ランガン釣査もなかなか難易度が高い。一方、観光的要素がない分、交通量も少なく、のんびりじっくり楽しめるエリアともいえる。
道の駅・三本木。
