水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

池ノ内湖(佐賀県武雄)

【いけのうちこ。武雄温泉保養村】

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釣りをたのしんだあとは・・と記された看板。釣り禁止になってもおかしくない公園池なのに、なんという慈愛。(2019年3月撮影)

ボート遊びや釣りもできる「ため池100選」の池。

「湖」の愛称がついているが、全国ため池100選にも選ばれている現役の農業用ため池。
武雄温泉保養村の構成要素にもなっており、大駐車場完備。遊覧ボートや宇宙科学館もあり、とにかく地域に愛され大切にされている池である。
地元の高校生が中心になって五年ごとに水抜きも行われているようだ。
湖周遊歩道は一周2.1kmで東岸側は車道との共用。池ノ内湖へ流れ込む沢は550m先のほたる池までの区間がせせらぎプロムナードとして整備されクレソンも自生
江戸時代初期の1625年に築造された際は小さな池だったということだが、およそ200年後に新田開発に伴い堤の嵩上げが行われ、その後も規模を拡大し今も姿になった。


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周辺の景観も独特。


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インレット側の流れ込み。


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案内マップ。


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駐車場。


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初訪問の2016年春に訪れたときは「池干し」実施の看板が設置されていました。かいぼり(水抜き)のことを、この地域では「池干し」と呼ぶんですね。
地元新聞の記事では、2010年に5年ぶりの池干しが実施されたともありました。目的は外来魚駆除で、2010年のときには大型のブラックバスが捕獲され天ぷらにして振る舞われたそうです。


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マークした場所に駐車場、トイレ。