富士宮ヤキソバだけじゃない。町池さんぽにうってつけ。
小さな商店の角を曲がり路地奥へと進むと、ぱあっと明るい陽射しに目がくらみそうになった。よしま沼はつやつやの湧水をたたえ、ただならぬ池オーラを放っていた。
流れ出した水は住宅地のすきまを縫う水路で清澄な水音を立てている。
さすがは富士宮市「保存湧水池」の第一号として指定されただけのことはある。池名は「ヨシの生える沼」(よしま沼)が転じたというが、ヨシ群落はむしろ控えめに丸まっていて、かわいらしい。
よしま池は昔から野菜を冷やしたり洗い場になったりして、地域の生活に密着した存在だった。冬季はセリやタイワンガラシの栽培も行われているとか。
つやつやの水で育った鯉がなんとも美味しそうだけど、コイ釣り禁止の看板あり。ほかの釣りはいいんだろうか。ちょっとタナゴ竿なんかをくりだしてみたくなる。
駐車スペースあり。
マークした場所に駐車スペース。