宇都宮市街にある栃木県中央公園内にある三つの池のひとつで、センター的な立場を担うスケール感のある池。
面影池、むつび池のそれぞれとは人工渓流で結ばれ、昭和池に流れ込んでいるようだ。水はポンプで循環させているのかさだかではないが、透明感のある水質が保たれていた。底は流入源のむつび池と同じように玉石が敷かれており、土や泥がたまりにくくなっている一因となっているようだ。
護岸の多くは石を並べたもので、テラスのところはコンクリート。このテラス、最初は水上デッキかと思ったが、護岸が少し庇状にせり出しているだけのようだ。中央には全裸でグリコポーズをとる女のブロンズ像。そばにいる子どもは女に向かってヤリ投げを挑んでいるようにも見える。ほんとうのところは何なのだろう? アートである。
池名の由来は天皇陛下であろう。この公園の開園自体が、昭和天皇の在位50年を記念した事業のひとつという話。
洋館風の水上あずまやはちょっとレア。鯉の姿も見られた。
三つの池に共通していえることだが、池畔を彩る和洋織り交ぜた木々の植栽とその枝ぶりが素晴らしい。
センターテラスは全体が水上デッキかと思ったが、岸をよく見ると庇のように少しオーバーハングしているだけだった。しかし、この庇のおかげでテラスに立つと池にせり出したような浮遊感に包まれる。欄干も意匠が凝っている。
下の写真では、ぽつんと置かれたビニール傘が見える。これもアートかと思いきや、電源のコードリールがのびている。管理者が置いたものと思われるが、いったい何をしているのでしょうか。
マークした場所は駐車場。