水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

与茂九郎1号池(富山県高岡)

よもくろういちごういけ。

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底樋がすごい場所にある!

江戸時代に築造されたと推定される、功労者の人名がついた池。大規模改修しハイダムスペックの溜め池になった際に、「1号」を追加したのだろう。2号以下は、二股になったインレット側にそれぞれ二段ずつの重ね池になっている。総じて五基で鶴翼の陣を組む大艦隊で、与茂九郎5号池まである。
この池群には堰体下のアプローチ路からイノシシ除けゲートを開けて入る。龍が棲むとの池伝説がある池でもあるが、訪れた際は底樋が見えるほどの減水状態。釣りは禁止。
かつて与茂九郎池の堤の上には、蛇が女神に巻き付く極彩色の弁天像が祀られていたという。なんでもわざわざ信州まで赴き、戸隠山にある池の守り神を分祀してきたものであるという。
同名の池が遠く離れた広島県三原にもある。

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富山の池では定番の共通看板


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アプローチ路入口と害獣よけフェンスゲート


bunbun.hatenablog.com


マークした場所はアプローチ路入口。