鳥取の名があるものの大阪と和歌山の県境近くにある池。鳥取ダムとも。
戦中に築造され戦後まもなくの昭和23年に完成。しかしわずか四年後に豪雨によって決壊。下流側の町を濁流が襲い、51名もの犠牲者をだした。東日本大震災で決壊した福島県の藤沼ダムでも犠牲者は8名だっただけに、その被害の甚大さがうかがえる。悲劇をくり返さぬよう復旧された堤体は重力式コンクリートダムとなった。
アプローチ路は池までダートを含む4kmの一本道ということもあって、なかなか秘匿感のあるバスポンドだったが、訪れた際は釣り禁止看板が。
堰体下にバーベキュー広場と舗装駐車場、トイレもあって穴場的なアウトドアスポット。
ダム湖のインレット側に栄谷池という池があるはずだったが、訪れた際は完全に消失。近年の豪雨で決壊したようだ。