水辺遍路

訪れた全国1万1,850の池やダムを独自の視点で紹介

白池(新潟県糸魚川)

【しらいけ / 白池森林公園】

大断層の真上ゆえ水が白く濁るという説

延々10km以上、舗装された林道白池線という一本道を上っていくうちに標高は1000mを越えた。とつぜん周囲1kmの大きな池がとつぜん現れて息をのんだ。
風もなく銀盤のような湖面。これだけ大きな池なのに、なぜか魚が動く気配もなく波紋ひとつ立たない。
ここは日本列島の地下を真っ二つに分断する糸魚川〜静岡構造線という大断層の真上にある。湖底にある断層の割れ目から溶け出した土によって白く濁るとされているが、訪れたときは澄明な水をたたえていた。

アクセス路が災害通行止め

断層の上にあるから白く濁る、という話がおもしろいので、地形上の特徴をもっとよく観察しようと思い、2025年10月に再訪をこころみたが、アクセス路が通行止めになっていた。


白池の形態と設備

立地

谷と谷にはさまれた台地上に立地しているので、空が広く開放感がある。
近くには五月池という小さな池もある。


bunbun.hatenablog.com

遊歩道

池の半周は舗装林道、のこり半周は遊歩道がある。季節にはミズバショウ群落が楽しめる。すぐ南には原生林に囲まれた五月池もある。

白池森林公園の駐車場と案内板

駐車場、トイレ、バス停あり。





 

拡散している「蓮華白池」という名について

2022年現在、Googleマップをはじめネットで流布している「蓮華白池」という名称は湖沼マニアの間で使われている識別上の仮称であって、正式な名ではないので注意が必要。国土地理院の地図でも「白池」となっている、
軽い気持ちで付けた仮称がGoogleマップの誤採用によって拡散してしまう事態は私自身も経験しているので気を付けている。
もっとも白馬岳の日本海側からの古名である「蓮華岳」を遠く水源に持つことや、登山口である蓮華温泉の途上という立地などを踏まえている点で、個人的には「蓮華白池」は固有性と味わい深さを兼ね備えたいい池名だと思うので、地元が同意するなら定着もあり?


 

マップ

ニッポン湖沼図鑑マップ

一部抜粋。

Googleマップ

マークした場所は駐車場。