日本海に面した交通の難所である親不知。
白馬連峰からのびた山筋が日本海に断崖となって滑り込み、新幹線、高速道路、国道がみな海ぎわに追いやられて肩を寄せ合うようなかっこうになっている。
雨池はそんな海まで2.5kmの山腹にある。県のホームページによれば雨池森林公園の構成要素になっており、釣りもできるようだ。
通常のアプローチ路は親不知インターから上る舗装された山道だが、2019年の初アタックの際はいきなり通行止めゲートが出てきて近づけず。外は猛烈なアブの猛攻でクルマから降りることもできなかった。
2020年のアタックは山の稜線を東西に抜ける舗装林道から、池に向かって下るルートをとろうとしたが、こちらもいきなり災害通行止め。あとは歩いて近づけるだけ近づいての空撮でやっと姿を捉えることができた。
そもそもこんな道路状況でレジャー池として大丈夫なのかと思ったが、雨池を包摂するキャンプ場である「グリーンパーク親不知」は、施設の保守管理上が継続できず同園は2016年にいったん閉園したものの、翌年からしばしば再開の情報が流れるも、期待された2020年シーズンも開園されなかった。
もともとは、かんがい用に造られた溜め池だった。戦後の開拓集落の名も雨池。
アプローチ路入口は道の駅・親不知パーク。雨池森林公園の看板は今も健在だが、いつ会えることができるのだろう。