水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

信州健康ランドの池(長野県松本)

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数少なくなった健康ランドの貴重な成功事例。

オートバイで日本中を走りまわっていた若いころには、地方の健康ランドに泊まるのも大きな楽しみだったが、ここ十年、時代の変化と施設の老朽化があいまって次々と健康ランドの閉館があいついできた。
そんな中、信州健康ランドはいつも客でにぎわっており、家族で松本方面に行ったときは必ずといっていいほど利用する。
従来どおりの仮眠室での宿泊もできるが、追加料金を払えば付随したホテルでぐっすり休めるし、朝食バイキングもある。施設はけっして新しくはないが、接客と気配りの素晴らしさは2015年お風呂甲子園の優勝実績が裏打ちする。従業員の人たちの動きひとつひとつに、どこか誇りを感じる。
ここの成功事例は簡単には真似できないものもあるだろうが、いつか全国の健康ランドが復活するような時代が来てほしい。
さて、ここの池はエントランス横にある。右側の池は錦鯉が泳ぐ見慣れた感じの庭池だが、左側の池は布袋様や錨、童話風の男女像など、混沌としたテイストに何ともいえぬ味わいがある。施設、公園、寺社を問わず、池の手入れがしっかりできているところは、まず、はずすことはない。
長野自動車道の塩尻北インターすぐ横で、JR線の駅や松本空港からも近い。

www.kur-hotel.co.jp
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