森林公園でウニの食べ殻?
利尻島の沓形港にフェリーが着岸した。港から見渡す島は一面が利尻富士だった。なるほど、利尻島はそのまま利尻富士だった。
港町のはずれの利尻岳の裾に森林公園がある。バーベキュー場などを備え、木々に覆われた公園。駐車場脇に人工の滝があり滝壺のところが人工池になっている。
水源をたどっていくと、上に「池の森」というエリアがあり、そこに四阿をほとりに立てた上下二段の池。護岸は石の演出が施されつつも完全なコンクリート護岸で、公園用に造成したものだろう。流れ込み部には小さなパイプから水がチョロチョロ流れ出ていた。
池にはオタマジャクシ以外の生命感はなかった。生物環境としては、どこかがうまく噛み合っていない感じもしたが、この池はビオトープというわけではなかった。利尻町オフィシャルの案内マップには、この池は「防火池」と記載されている。消防用水池のようだ。
ウニで有名な利尻島らしさを感じたのは、池のかたわらの遊歩道。なんと生々しいウニの食べ殻が落ちていた。カラスが盗んでここまで持ってきたのだろうか。人間はウニといえば卵巣部しか食べないのに、この賊は卵巣だけ口を付けずに捨てていた。
バーベキュー場、駐車場あり。
マークした場所は駐車場。