世界屈指の美景を誇るレマン湖の名を冠したプール
リソル生命の森という民間運営のグランピング&レジャーフィールド敷地内にある屋外プールであるが、スイスのレマン湖をかたどった形状から「ラク・レマンプール」と名付けられており、カタドリの池の一種として紹介したい。
レマン湖と世界一美しい湖
レマン湖はスイスとフランスの国境に位置する細長い三日月形の天然湖で、大きさは琵琶湖に匹敵。
その名は帝政ローマ時代のカエサルが「レマンヌス湖」と自著に記述したことによるそうだが、現地の一部と日本以外では「ジュネーヴ湖」と呼ばれている。一方、日本語での漢字表記は「寿府湖」であり、ジュネーヴ湖を採用している。
レマン湖は氷河を水源とした琵琶湖に近い大きさをもつモレーンタイプの堰き止め湖。モレーンとは氷河によって押し出された土砂が、氷河の後退によってダムのような形になったもの。
このモレーンの名を冠したカナダの「モレーン湖」もまた世界一の美景湖として名高い。
リソル生命の森内の池
丘陵地の溜め池を改造?
房総半島の丘陵地にあり、溜め池を改造して利用したと思われる池が複数ある。
ターザニアの池(仮称)
池の周囲はリソル生命の森という民間運営のレジャーフィールドになっている。
この池は道路沿いにあるが、対岸の森側は予約制アスレチック「ターザニア」の敷地で、池のほとりに立つと森の中から子どもの歓声が聞こえてきた。
釣り禁止。
キャンプ場の池
堰体天端がテントサイトになっている。堰体わきに古い水中ポンプ制御盤があった。
広い駐車場が隣接。
駐車場と施設
日本におけるレマン湖
現在、日本で「レマン」を名乗る水辺は、長野県軽井沢のレマン湖と、ここ房総の「ラク・レマンプール」がある。残念ながら、三日月型の形状を模したというだけで、あまりレマン湖を感じさせる要素はなかった。
ほかに世界一美しい系の名を使った水辺としては、長野県松本のバッハアルプ湖がある。
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案内板
左が2024年、右が2017年。