
リニア新幹線工事の影響が気になる山池
鳥ヶ池は、鳥倉山の山頂近くの主稜鞍部に立地する標高1,950mの天然の沼沢。
池名が冠された鳥ヶ池キャンプ場と鳥ヶ池遊歩道が整備開放されている。
懸念事項として、鳥倉山北側の南山牧場(向山牧場の間違いか?)の水深50cmの池は、リニア新幹線のトンネル工事後、干上がってしまったという。(朝日新聞2021年7月1日)
当然ながら同じ山の主稜上にある鳥ヶ池の方も影響はありそうで心配だったが、2024年10月の訪問時は水位は低めながら涸れてはいなかった。

池の形態と景観
地形(空撮)



流れ込み側


景観







生物
霧藻(サルオガセ)
大鹿村の伝説の大池の周囲にも大量の霧藻があったが、こちらにも。

アメンボ

池直下の斜面

鳥ヶ池へのアクセス
2024年のアタック
鳥ヶ池キャンプ場
トイレ、炊事場のある無料のキャンプ場。いまどきありがたい。

キャンプ場裏の登山口
ちょっと分かりにくいので下の地図を参考に。


登山路
谷に向かって歩く。


沢に合流


沢を登り詰めると
何のことはない・・林道終点の転回スペースに出た。


キャンプ場水源
じつはキャンプ場からずっと水のパイプが登山路近くを這っていた。終点が沢の起点のここ。水はここから伏流して谷を上へ。鳥ヶ池が水源か。


谷を登り詰め稜線鞍部へ
おお、水の匂いと池の予感。目の前の土手を越えれば、きっと池が。


鳥ヶ池!



2019年のアタック
予想外の苦戦・・とりあえず位置特定だけは
日本有数の山深い村として知られる大鹿村。現在は麓に道の駅もあるが、一歩、山の中に進むと目もくらむ急峻地形。
そんな大鹿の鳥ヶ池はキャンプ場の名にもなっているぐらいだから、延々とつづく狭隘急峻な山道をクルマで忍耐強く進むことさえ堪えれば、まず会うことにおいて苦労する池とは思わなかった。現地に行けば何とかなるだろうという考えが甘かった。
まず、標高2千メートル近い山頂近くの鞍部にある山池だったこと。
そして、鳥ヶ池キャンプ場から鳥ヶ池まで歩いて1時間以上かかること。これは現地の案内板で知ったが誤算にしては大きすぎた。
ダメ押しとして、遊歩道が入口からヤブ漕ぎ状態だったこと。夕方でもあり、ときおり雨がパラつく天候で、今回のアタックは予備調査と割り切った。



林道からのアクセス(失敗)
キャンプ場の名になっているぐらいなのに、鳥ヶ池は実態がなかなか掴めない池である。地図やカーナビに記されているのは、キャンプ場の場所だったり、そもそも位置が間違いだったり、と、まったく使えない。というか、この誤情報に惑わされた。まいった。
現地の案内板を見ても、鳥ヶ倉山頂上と鳥ヶ池との位置関係がアバウトすぎて分からない。頂上近くの池なのか、谷部にある池なのかも分からない。
林道の奥までクルマで進めば、鳥ヶ池に肉薄できそうな感じなので、がんばってクルマで進んでみた。進むべきではなかった。
ダート路の真ん中に鎮座する落石をおそるおそる除けながらガードレールのない道をのろのろ、よたよた。大きな石に阻まれ泣きそうになりながらUターン。あやうく、ぜんぶバックで戻る羽目になるところだった。
後学のため、調査空撮を行なう。地図がアテにならず電波も入らない以上、勘というより当てずっぽう。なるべくたくさんのアングルから写真を撮るようにした。
帰還後、航空写真などと付き合わせて、位置特定に成功。
次回のアタックでは、きっと会うことができるだろう。









道の駅
大鹿村の山池へのアクセス路は通行止めも多い。道の駅には詳細で最新の道路情報板があるので、前日入りできるときなど確認しておきたい。



マップ
池さんぽマップ

Googleマップ
マークした場所は鳥ヶ池キャンプ場。地図の中央あたりに鳥ヶ池がある。
