水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

一切経山 五色沼(福島県福島)


「魔女の瞳」の異名でメジャー入り

百名山・吾妻山の主峰・一切経山(1948m)の肩にのった五色沼は、五色沼という正式名とは別に「吾妻の瞳」という愛称があったが、いつからか誰が言いだしたのか「魔女の瞳」というキャッチネームで一躍、時の池に。
池の水の色が変化するさまが五色沼の名の由来なら、変化に着目した魔女の瞳はなるほど、という感じ。似た事例としては「伊豆の瞳」こと一碧湖(静岡県)や、「ドラゴンアイ」で近年にわかにブレイクした八幡平・鏡沼(岩手県)などがある。
湖沼タイプとしては爆裂火口湖(マール)。
裏磐梯にも同名の池があるが、あっちは単一の池ではなく池群。こちら浄土平の五色沼は「雷沼」とも呼ばれた単独の池。
雨乞い信仰も。
浄土平より片道80分の一切経山頂から眺望できる。2016年現在は火山活動により通行規制があったが、2017年には登山できるようになったようだが、駐車場料金も値上げとなった。2019年、噴火規制はレベル1に引き下げられたが、鎌沼と五色沼をつなぐルートは通行規制がかかったまま。2020年6月に一部ルートを除き規制解除。
二つの沼をめぐると所用時間5時間。
駐車場は標高1,600m。



麓から見た吾妻山


磐梯吾妻・安達太良山の池さんぽ(ver.1.5)・・ver.2では吾妻山と安達太良山を分割した方がよさそうだ。(2022年6月)


マークした場所は浄土平ビジターセンター。駐車場有料。