水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

呉地大池(広島県熊野)

【くれじおおいけ。呉地ダム】

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災害によって土砂と流木で埋まってしまった呉地大池(呉地ダム)。

中山間の農地を抜ける1.5車線の一本道をどん詰まりまで進んだ先にあるダム。貯水池横にはわりと広めの駐車スペースとベンチまであった。キャンプ場だったという話もあるだけあって、排他的な感じはしない。
実際、地元のバス釣りアングラーやキモ試しファンのあいだでちょっと知られたスポットではあったが、広島、岡山の溜め池に甚大な被害を与えた平成30年7月豪雨の影響だろう、貯水池は土砂と流木で埋まっていた。いまだ貯水機能は復旧していないようである。
魚の方は壊滅だろう。ミステリースポットとしてはパワーアップしたともいえるが、個人的には人を寄せ付けぬ排他性は感じず、どちらかというとウェルカム感(?)に近い空気。夜は違うのかもしれないが。

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湖周長500mクラスの池としては立派すぎる堰体。


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貯水池はほぼ壊滅状態。復旧工事をしている様子もない。


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監査塔はなかなかの迫力。洪水吐が流木をくわえこんだまま。


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堰体の天端は徒歩で通行可能。


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対岸には激しく土砂が流れ込んだ痕跡が。


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駐車スペースとアプローチ路。


マークした場所は駐車スペース。