壱岐島の中心地である郷ノ浦の町近くにある水道水源池。町チカのダムである。
永田ダム公園ということになっているが、桜が植えられたダム下におりていける程度のもの。
とはいっても、よくあるダム翼端からの横顔アングルではなく、階段でとことこっと行くだけで、コンクリート構造物のフォトジェニックなアングルを得られるだけでなく、桜まで共演してくれるとなるとダムマニアならずとも撮影にあれこれ工夫してみたくなる。そんな小さなことが、きっかけとなって、ずっぽりとダム好きになっていく人もいるかもしれない。
直線的で実直な堰体の風貌は、桜がよく似合う。貯水池の面立ちも小山が中央にもこもこっとせり出していて、近景遠景の変化を醸しつつ開放感があって味わいがある。
島のメイン幹線国道沿いに立地し、中心街区である郷ノ浦から近くアクセス性も抜群のダム湖である。
左岸側に駐車スペース。堰体天端はクルマも通行できる。
釣り禁止。
ちょうど職員の方が歩いてきたので、フロート型の取水設備について訊ねてみました。管理棟の横にある浄化装置で水をきれいにしてダム湖に水をもどしているそうです。郷ノ浦町の上水道水源にもなっているとのことでした。
マークした場所は左岸側の駐車スペース。