豪雪に包まれる巨大山塊の稜線に穿たれた池群
百名山・飯豊(いいで)連峰の山池のひとつ。
獅子沼は、いぼ岩山の山頂近くにあるが、稜線が新潟と福島の県境になっており、やや新潟県側に位置する。
下見として登山口確認と登山空撮を行ったが、池にはまだ到達していない。
獅子沼へのアクセス(弥平四郎登山口)
登山口までの林道
登山口までのアクセスは長いダート路。
最奥の集落
登山口駐車場
簡易トイレあり。
登山路
新ルート
巻岩山を経由する稜線歩きで獅子沼にアクセスできる。
新長坂ルート
正面の道はアクセス林道。新長坂ルートは看板の分岐を左に。
マップ
現地案内マップ
登山口にあったマップ。
飯豊連峰の池さんぽマップ
飯豊山は東北では鳥海山に次ぐ高さを持ち、40km四方の大山塊は福島、新潟、山形の三県に裾を広げ、その奥座敷は豪雪をまとっている期間も長いだけに攻略は手軽とはいえず、百名山の中でも玄人好みの山といえる。百名山の著者である深田久弥は、ここ飯豊山の攻略に六泊を費やしており、登山道の整備が進んだ現在でもコースが多様にあり、地形の把握が難しい。
そんな飯豊連峰にはスケールの大きな山池こそないものの、「ギルダの池」、「文平の池」など名前のおもしろい小池がいくつかあり、山池という切り口でもなかなかマニアックである。
まずはもっとも手前にある地蔵山(1,485m)の頂上にある血の池を端緒に、時間をかけてこの山池群の全貌を鳥瞰図に落とし込んでいくことにした。