みごとすぎる庭園のような池の庭師は、やっぱり天狗?
妙高連峰の山池群のひとつ。
くびき三山の妙高山(百名山)と火打山(百名山)にはさまれた中間地点にある高谷池湿原の沼沢群。
高谷池湿原よりさらに火打山の方へと20分ほど登ったところにあり、特に紅葉期はオレンジ色の絨毯に空を映した池が宝石のように瞬き、息を呑む絶景となる。火打山を水面に映した「逆さ火打」も写真家に人気の定番アングル。
標高は2,130mほどで、七月ごろまでは残雪が残ることも。笹ヶ峰登山口から天狗の庭までは往復9時間ほど。
天狗の庭の池塘の景観と形態
「逆さ火打(影火打)」ができる池
池の水面に火打山を映し、ワタスゲが揺れる。定番のシングル火打だけでなくダブル池の逆さ火打、トリプル火打も狙ってみるが、木道の上からしか撮影できないので手持ちではあまりバリエーションを得られない。
「逆さ火打」ができないタイプの池
「逆さ火打」のためには鏡のようなオープンウォーターの池であることが理想だが、「逆さ火打」に向かないタイプの池ではあるが、冒頭の写真のように水面を水草が覆う池や、田植え後の田代(たしろ)状の池塘、岩石庭園の池みたいなのもあって趣き深い。
さすが天狗の庭の名を裏切らない。
マップ
妙高連峰の山池さんぽマップ
2023年7月にver. 2.0に更新。
Googleマップ
マークした場所は、高谷池ヒュッテ(有料トイレあり)