大日川ダム（兵庫県南あわじ）

だいにちがわだむ。

ダム湖の奥の方に、半分水没した美女池の堰体が見える。

淡路市南部のハイライト。

南あわじのダム銀座のうちの一基。
淡路島南部では、もっとも訪れがいのある水辺が充実した魅力的な一帯を形成する。
重力式コンクリートの大日川ダムの直下に、同じく重力式コンクリートの大日ダムがあり、大日川ダムのダム湖の中には美女池が水没。アースの堰体が池の中に浮かぶさまは、釣り場としてだけでなく景観、土木遺産の観点からも魅力がある。
山裾が落ち込むタイプとしてはシンプルな湖岸形状だが、美女池の堤の端が切れて大日川ダム湖と同じ水位で通水しているあたりに変化があり、他ではなかなか見られないところである。
5km北東にある成相ダムも同じように水没ダムをもつ。
石川県にも同名のダムがある。

上流側から。手前が美女池。みごとな水没ダムの様相。堰体右側がカットされ、貯水池は大日川ダムと一体化している。

大日ダムから大日川ダムへとつらなる一帯は淡路島南部での老舗的なバスフィールド。

唯一、湖岸に大きな変化のみられる美女池堰堤の切り欠け部分。くびれたワンド形状だが水通しがよく魚が集まる好ポイント。

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マークした場所は大日ダム公園駐車場。