【広島県立中央森林公園】
海をモチーフにした空港横の池。
三景園。古くからある庭園かと思っていたがそうではなく、広島空港開港を記念して1993年に開園した現代の公園。
築山池泉回遊式庭園。広島県の里、山、海をモチーフに取り込んだことから「三景園」の名が付けられた。
大海は名のごとく海要素を体現した池である。海コンセプトではあるが池の売りは群泳する色艶やかな錦鯉。現役の溜め池と通水しているので、さすがに海水魚というわけにはいかない。農作物が塩害でやられてしまう。しかしせっかく海モチーフなのだから、汽水魚や淡水クラゲ、淡水フグなんかで海気分を盛り上げたい気もする。
もっとも中国から輸入した造園作法において、池を海に見立てるのは常套手段。あちらの湖水は日本人から見れば海にしか見えないが。
公園に使われている石や土は空港造成の際に出た土石を再利用しているというエコさも現代的。
入園料および駐車場有料。
三段の滝と滝見台。
錦鯉の群泳。
ホテル・空港・駐車場など周辺施設。
お隣にある現役の溜め池、用倉新池のワンドのひとつと大海とは水路でつながっています。
この水路はショウブなどが植えられ、里川の雰囲気をたたえており、広島の山、里、海に川要素を加え、まさに手ぬかりなしといった感じです。
マークした場所は三景園入口。