水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

新住用川ダム(鹿児島県奄美大島)

【しんすみようがわだむ / 住用ダム】

日本一美しいカエルの住む奄美大島の秘境アーチダム

奄美大島にあるハイダムのひとつ。九州電力が所管する発電用のアーチ式コンクリートダムの堤高は25mとのことだが、実際に見た実感としては15mさえ届いていないように見える。ゲートを取り外したような不自然な柱が天端上に立っているので、25mという数値はなきゲートまで含めたものなのかなと思った。
島のダムであるがどこか秘境ダムの趣きがあり、満水時にはオーバーフローで名瀑のごとき景観が地元メディアに採り上げられたりもする。なるほどそんな姿を見ることができれば眼福であろう。
アクセス路はダムまで舗装されているが、けっこうな酷道で転回ギリギリのどんづまりからダムが見える場所までは階段で下らなければならない。ハブ出没の危険地帯ということでさらにドキドキ。
ダムが堰く住用川の渓流には日本一美しいカエルといわれるアマミイシカワガエルが生息。奄美大島南部の渓流域は日本の重要湿地500に選定。




 

新住用川ダムへのアクセス

国道58号から

国道58号から住用川の橋北側の枝道に入り、ほどなく下写真の分岐を右に進む。進むのに、ちょっと勇気がいるような道だった。


どん詰まりまで進む

直線距離だと2.5kmほどしかないが秘境の様相。どん詰まりまで舗装されている。やがて下写真のように行き止まり。この左側に見えている階段を徒歩で下る。

徒歩で階段を下る

ハブ出没地点の看板。頭上にも注意せよとのこと。ひゃー。


 

マップ

池さんぽマップ

Googleマップ


bunbun.com