水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

迫ダム(大分県姫島)

姫島はエコカーでの池めぐりが楽しい

離島での水道普及率100%は全国初

姫島は大分県唯一の島。
昭和時代に竣工した上水道水源池の迫ダムによって島の上水道普及率は100パーセントに。現在は退役したような浄水場がダムサイトにあった。
水源林となる大きな山があるわけでもないのに、なみなみと水をたたえた貯水池のほとりにたたずむと幸せな気持ちになってくる。港町も近く、島民の営みに寄りそったやさしい面立ちの池だった。
堤高は14mなのでハイダムにはちょっとだけ足りないものの、島の生活を潤した画期的なダムであることは間違いなく、当ブログではダムカテゴリに分類した。
アクセス路は舗装路。港からも近いので徒歩でも行ける。




竣工時と思われる迫ダム(写真提供:大分県)

www.pref.oita.jp

昭和53年、姫島でただ一つの河川である迫川に築造した重力式コンクリートダム、迫ダムが完成した。えん堤の長さ91.5メートル。高さ14メートル。ダムの完成によって村の上水道は、当時利用中の貯水池2つ(貯水量合計3万トン)とあわせて7万5千トンの貯水能力を持ち、村の年間使用料20万トンをゆうにまかなって、島の水不足解消に大いに役立った。迫ダムの着工は52年7月、1億4,300万円を投じて53年5月完成。その後の村の上水道普及率は100パーセントとなり、まさに全国一であるといわれた。
(大分県オフィシャルサイトより)

 

姫島と国東半島

姫島の案内板



国東半島の伊美港

姫島への渡航はここからフェリーで20分のプチ船旅。
1日12便。


姫島港

港に降り立つとエコカーが並んでいた。


セゴシ(アメタ)

スーパーで気になって購った「セゴシ(アメタ)」。
アメタが魚名でセゴシは調理法の名。食べてみてビックリ。いきなり骨がガリッ。何かの間違いかと思ったが、そうではなく、エボダイを薄く筒切りにしたワイルドな刺身で、骨ごと食べる食感を楽しむものだそうだ。
エボダイの干物は好きだけど、刺身は初めて。やっぱり骨ガリガリは慣れないけど独特の食文化を楽しんだ。


 

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