羽村市動物公園内の西洋庭園の構成要素。
400円もかかる有料施設内の庭園池にもかかわらず、ほの薫る廃墟感に魅せられる。なんであろう、この寂漠な空気感。投げやりとも違う。有料施設だけど、動物園なんで池の手入れまでは勘弁、という言い訳がましさもない。
枯れた盆栽。
動きを止めたミニ水車。
どこかあけすけなものが、「西洋庭園」というもはや忘れ去られそうなコンセプトとあいまって、これは新たなる西洋への挑戦というか断罪というか、枯れた盆栽。
すべてが演出意図かと勘ぐってしまったわけである。
池の奥に鎮座するパンダや恐竜のオブジェ群、朽ちかけた日本の蒸気機関車・・どこにも西洋がない。これらも西洋の欺瞞を影絵のように炙り出すための演出の一環か、と、もはや妄想が止まらない。
そうだ動物園だった。動物見ないと。
マークした場所は駐車場。