花と鯨の里を見おろす元日桜の池
早咲き桜のローカル名所としてNHKニュースに出ていて、この池の存在を知った。構造や立地から房総半島に多い堰(谷池タイプの溜め池)のひとつではないかと思ったが、取水設備などは見あたらず、和田の名士・間宮七郎平が開墾したと案内板には記されている。
くじら料理と花卉生産で有名な和田。花木栽培の祖である間宮七郎平が花園の裏山の堰の周辺を開墾し、「抱湖園」と名付けたという。間宮七郎平が植え、正月に咲く「元朝桜」(元日の朝に咲くという意)が池畔に。
南房総市営の花園駐車場(無料)にクルマを停めて池まで徒歩で15分ほど。池の奥をさらに進むと抱湖園見晴台や黒滝もある。
マークした場所は、南房総市花園駐車場。抱湖園は北西に450mの山腹にある。