水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

抱湖園(千葉県南房総)

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花と鯨の里を見おろす元日桜の池

早咲き桜のローカル名所としてNHKニュースに出ていて、この池の存在を知った。構造や立地から房総半島に多い堰(谷池タイプの溜め池)のひとつではないかと思ったが、取水設備などは見あたらず、和田の名士・間宮七郎平が開墾したと案内板には記されている。

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抱湖園の池がある丘。右は流れ出しの引田川


くじら料理と花卉生産で有名な和田。花木栽培の祖である間宮七郎平が花園の裏山の堰の周辺を開墾し、「抱湖園」と名付けたという。間宮七郎平が植え、正月に咲く「元朝桜」(元日の朝に咲くという意)が池畔に。
南房総市営の花園駐車場(無料)にクルマを停めて池まで徒歩で15分ほど。池の奥をさらに進むと抱湖園見晴台や黒滝もある。

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市営花園駐車場。池に行くならこの駐車場が分かりやすくて便利。トイレあり。


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駐車場から徒歩で黒滝花嫁街道ハイクコースを進む


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ここから階段に入る。小さいが足もとに「元日桜 抱湖園」の標識も見える


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池に到着。石碑、案内板など複数あり
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さらに池の奥の道を進むと太平洋の眺望あり
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遊歩道はさらに続き分岐へ。黒滝まで歩いて行ける
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マークした場所は、南房総市花園駐車場。抱湖園は北西に450mの山腹にある。