松尾鉱山緑が丘団地。
廃墟の東横綱と呼びたい、雲上の楽園跡。
いまや廃墟マニアのみならず広く一生に一度は行きたい観光地となった長崎県の軍艦島を西横綱とするならば、東の横綱には、ここ松尾鉱山跡地を推したい。
軍艦島が海に浮かぶ水上廃墟なら、こちらは百名山・八幡平(はちまんたい)の中腹、標高900mに浮かぶ空中廃墟。
かつて1万5千人の鉱山職員と家族が暮らし、「雲上の楽園」とも呼ばれた鉱山町も今は原野に埋もれ、当時は最先端を誇ったアパート群が朽ち果てて風に吹かれている。
このアパート群が見おろすかっこうになっている原野の中にあるのが島沼。(上写真)丸い沼と細長い沼が並んでいる。(下写真)
廃アパート群。
アスピーテライン沿いにある資料室で閲覧できる。
松尾鉱山については、貯泥池の項をご覧ください。
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マークした場所は売店と資料展示室、トイレのある大駐車場。