おいけ。
男池も近くの女池と同じく大蛇にまつわる伝説が残る。
道沿いになく山側に少し入ったところにあるため、最初は場所が分からず畑の中の道を歩きまわって探したが、駐車場として指定されている場所のすぐ近くに「男池大柳100m」の看板があった。この案内に従って歩くと民家のような建物の奥にひっそりと男池があった。
まるで誰かの家の庭先といったおもむきである。
この池の魅力は、なんといっても池に覆いかぶさるように根を這わせる大柳の存在。アカメヤナギの曲がりくねった根や枝は、まるで調伏されてのたうちまわる大蛇のようである。伝説では大蛇を退治しようと豪胆な男が泳ぎまわったとあるから、かつては大きな池だったのかもしれないが、現在は大柳と水生植物に覆われ、池らしさを残す水面はわずかであった。(下写真)
池の横の建物。
案内板と池への降り口(案内板の足もとにある狭いところ)
男池周辺の水辺。
マークした場所は駐車場。男池までは150mほど。