兵庫県丹波と京都府福知山を結ぶ県道の峠道の京都府側にあり、坂を求める自転車やランニングのヒルクライマーが次々と。峠の頂きから京都側に少し下ると、眼下に味わいのある堰体をさらした豊富用水池を見おろせます。
ダムスペックの立派な土盛り堰体が堰き止めた水は山の三つの谷を埋めて艶っぽい景観をつくりあげています。ただ減水した状態が長期化しているようで、本来は島であるところが陸つづきになり、島に渡る小さな橋が橋脚をおろしているあたりも青々と草が生えていました。島がちゃんと島になっているときの写真を見たら、あふれ出さんばかりの豊かさを感じる水辺でした。
ここを訪れたとき、朝早くからたくさんの人たちが総出で草刈りをしていて、堰体横のスペースには軽自動車が所狭しと並んでおり、地域の人々が大切にしていることがうかがえました。
「魚つり禁止」の看板あり。