おおながみだむ。紅葉湖(こうようこ)。
そのアーチ感でダムファンを瞠目させるカメラ泣かせの重力式ダム。
島根県浜田の中ではいちばん印象に残ったダム湖。
一見、アーチのように見える重力式コンクリートの堰体は10門以上もの洪水吐をつらね、堤頂の長さは344mもあります。
堰堤全体をカメラに納めるためには、16mmの超広角レンズの出番となりました。
標準レンズで撮影すると、下の写真のようにふつうの重力式コンクリートダムのように映ってしまいます。
堰体の途中から手前に向けてぐぐっと湾曲している、ちょっとめずらしいダムなのです。
堰体はダム湖側から見てもなかなか壮観。ちょうどダムサイトへ行く道路が上から降りてくるようなかっこうになっているので、湾曲した長い堰体がよく見えます。地形も複雑なのでカッコいいったらありません。
ダムサイトの管理事務所も親切で、駐車場、トイレの他、ダムカードの案内、資料室もあります。
堰体に心を奪われ、めずらしくダム湖の紹介がかなり後まわしになってしまいました。「紅葉湖」と名付けられ、立派な県道が湖を橋で横切るようなかっこうで高いところを走っているので、眺望はいい感じ。ただ湖面に降りるのはなかなか難しそう。
橋のたもとに展望駐車場もあります。
インレット側の写真も載せておきます。
案内板など。
マークした場所は展望駐車場。