水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

浄土池(三重県鈴鹿)

しばがいけ。柴が池。

周囲およそ2kmで稲生の農業を支えてきた地域基幹の溜め池。当初は上池と下池の2つから成ったが、現在は上池のみ。
室町時代の武士、大柴九郎太夫が形ばかりの池だったこの池を率先して改修し、大河川のない稲生の地の農業発展に大いに貢献したのが名称の由来という。しかし浄土池という文字に対して「しばがいけ」と読ませるのは無理を感じる。名称が変遷したいきさつについては不詳。
その後、大正末から昭和初にかけて耕地整理とともに大改修が行われた。昭和57年にも県営事業として改修が行われている。
ヒシ、ノハナショウブといった沼沢植物のほか、野鳥も見られる。


<釣り>
規模感もありブラックバスやライギョ釣りで人気の高い池である。
西岸側は住宅地でフェンスがあり、東岸は雑木林。入釣ポイントおよび駐車スペースを確認できず。


鳥のねぐらになっていた。木の下は糞の豪雨?