
官民協働で地域の愛される水辺を再生
元荒川の旧河道が本流から切り離されてできた河跡湖タイプの池と思われるが、ため池としての改修時期や名称の由来も含めてはっきりしていない。
地域のちょっとした名所になるぐらい身近な水辺として愛されてきた山ノ神沼だが、宅地化とともに水質が悪化。
その後、官民協働での再生事業により、水質を改善する微生物の活用、人工浮島の設置、護岸の工夫など2010年に公園化が完了した。
2012年の初訪時には浮き島が見られたが、2025年5月の再訪時には浮き島らしきものは見あたらなかった。
愛される水辺の復活は順調のようで、平日でも竿釣りの釣り人の数は多かった。
駐車場10台。簡易トイレあり。
以下、現地の案内掲示より。
山ノ神沼
山ノ神沼は、その名前の由来も、沼の地形がどのようにして形作られたのかも詳しくはわかっていません。
名前の由来については、沼の東側に「山ノ神」という小字の地名があり、それが名前の由来ではないかという説があります。しかし、その「山ノ神」という地名そのものの由来についてはよくわかっていないようです。
また、沼の地形については、昔の荒川(現在の元荒川)の一部が本流から切り離されて、その水深の深い部分が残って沼の形になったと言われています。
山ノ神沼は、昭和50年代中頃までは、ハスや、ヒッジグサ、ガガブタ、ヒシ等の浮葉植物、水中の藻類などが繁茂し、沼の各所から湧き水のあるきれいな水の沼でした。沼は周辺の水田に水を供給するだけでなく、時の子供たちが、泳いだり魚とりをしたり、また、ヒシの実をとって食べたりする遊び場でもありました。地元には漁業組合があり、遠方からも家族連れで魚釣りに来るなど、多くの人々から親しまれていました。
その後、漁業組合が解散し、周辺の宅地化が進むと、生活排水等の流入により、沼は水質が悪化し、アオコの発生と共に悪臭がするようになりました。平成の時代に入ると、沼の水をきれいにしようというボランティア団体が設立され、微生物の活用、炭素繊維の利用、人工浮島の設置等による水質改善など、官民一体となったさまざまな試みがなされ、山ノ神沼の水質は改善されてきました。かつて沼周辺で見られた野鳥や昆虫も再び増えてきています。
埼玉県の事業により、山ノ神沼の東側には遊歩道が整備され、地域の憩いの場としてたくさんの人々に親しまれています。
山ノ神沼と釣り人





護岸
このあたりは再生護岸ということだが、自然素材を利用した素晴らしい護岸。

水路

駐車場


Googleマップ
マークした場所は駐車場。





