地元公認の野池釣り場もついに立入禁止。
へらぶな釣り王国の埼玉でも、嵐山エリアでは立入禁止・釣り禁止の旋風が激しいとは思っていたが、よもやここまでとは。
ここ水坂沼は、釣りを有料とすることで公認へらぶな釣り場として守られてきたが、2017年春に訪れたところ誰もいない。おかしいとは思ったが、上の池と下の池の間にある釣り師の駐車場となっていた堤に立ってみて驚いた。嵐山共通タイプとはやや異なる新しい立入禁止看板が立っていた。
南北に二つ並んだ池で管理釣り場なみに釣り台が充実していたが、きれいに撤去されてしまった。
コメント欄に寄せていただいた情報をもとに調べてみると、地元新聞や釣り新聞に釣り場閉鎖に関する記事が見つかった。それによると2016年7月に釣り人の落水死亡事故がきっかけで県の指導により釣り場閉鎖となったとのことである。亡くなった高齢の方は、魚にもっていかれた竿を回収しようと自分で池に入ったということなので、釣り場を廃止にするほどの管理責任があったとは思えないが、長年、多くの人たちに愛されてきた名釣り場も、何がきっかけで閉鎖になるか分からない時代のようだ。
上は2017年4月、下は2014年の水坂沼。
2014年レポート。
北の池は鯉、南の池はへらぶなということだが、見たところ混在しているようでもあった。料金はともに1000円。
アクセス性もよく、埼玉の野池ムードを味わってみたい初心者には絶好の場である。特にへらぶなは黒光りした良型がよく上がり満足度は高い。
ブラックバスも生息しているがリール釣りは禁止。
南の池
北の池。大型魚のもじりが。
両池を隔てる堰堤上が駐車場になっている
マークした場所が駐車場