水辺遍路

実際に行った池やダム 9,800ヶ所を掲載

東山円筒分水槽(富山県魚津)

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日本一美しいとも評される円筒分水池。

水の供給量にかかわらず公平に水を分配できる仕組みとして全国に広まった円筒分水工は(円筒分水池)、富山県にも四つが現役で稼働している。富山県では円筒分水槽と呼ぶようだ。うち魚津には東山円筒分水槽のほか500mほど南に貝田新円筒分水槽もあり、富山の円筒分水ホットスポット。
最近では円筒分水池はパワースポットとしてSNSで話題になるなど、新たな観光資源としても注目される。なかでもSNSで日本一美しいといわれる東山円筒分水槽は、その大きな落差が売りである。
かなりの水圧と水量がなければこの落差は得られない。立山を背にした富山の地形がもたらした景物といえる。
美しさ日本一の是非はともかく、注目したいのは周囲を水田に囲まれた現役バリバリの現場感と、水を公平に分配した先の水路が分かりやすい点。
滝のような水流と水音を愛でるだけでも癒やされるが、流れ落ちた水の行く先にも目をやってほしい。水争いを解消し、豊かな実りを育む名水が、天神野用水・青柳用水・東山用水を元気よく走っていく姿に心が熱くなる。

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分配された水が三方向に流れ出ていく先が見えるのも魅力。


それにしても、これだけの水がどこから湧き出てくるのだろう。
じつは片貝川をはさんだ対岸にある貝田新分水槽で分けられた水を、163mもの導水トンネルを経て横断させている。対岸側の方が標高が高いのでサイフォン原理で水が噴出しているというわけである。
現場に設置された案内板のイラストも分かりやすくて親切。
アクセス路は二車線で道沿いに駐車スペースもある。円筒分水の標識もあるので注意していれば迷うことはないだろう。
水量がもっとも増えるのは田植えの五月。周囲の豊かな水田に囲まれた円筒分水池の姿もいつか見てみたいものだ。

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水路の先にあるのが円筒分水池。
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マークした場所に駐車スペース。