駅チカの住宅地内に、迫力の円筒分水池
高崎駅から700mという駅チカ、住宅地の中に突然現れる世界かんがい遺産認定の円筒分水池。
びっしり家が立ち並ぶ中を折れ曲がったり道路の下をくぐったりしながら抜けていく水路が交差し、まるで水のインターチェンジ。
高崎が城下町だった時代のもっと昔、平安時代から水路の整備が行われてきたことが発掘などで分かってきている。二つの河川にはさまれてはいるものの、高台にある高崎に水を通すためには標高の高いところから人工水路で引っ張ってくる必要があった。そして貴重な水を公平に分配するために円筒分水池も造られた。
誰もが見た目で公平性を実感できるすぐれた発明品である円筒分水池だが、多くは農地や水源池の近くに造られる。長野堰用水円筒分水の超駅チカという立地からは、その重要性も伺える。
マークした場所にかろうじて駐車スペース。