京都向日の野池群では共通スタイルの看板が見本市のように並ぶ。赤黒の明朝体を余白が引き締める凜とした釣り禁止看板は、この地域特有の美学が垣間見える。高級タケノコの産地で、池の横を「竹の径」が通る。
四段のかさね池であるが、向こうに見える堰体は弁天池のもの。やはりフェンスにべたべたと護符のように規制看板が見える。
なかなか釣りができそうな池は見つからないものの、看板好きにはけっこうおもしろい野池帯だ。竹の径はタケノコの季節にでも再訪して歩いてみたい。
池名はただの「新池」だが、識別のため当ブログでは「竹の径新池」とした。