水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

夕田池(福岡県豊前)

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豊前はため池が多く、ブラックバスの野池釣りなどで人気のエリアである。この野池群は県境を越えた大分県側の豊後エリアと連続し、構造や地形などから、ひとつのため池文化圏と考えてよさそうだ。
豊前と豊後を合わせて「豊国(とよのくに)」という律令制以前の古い呼び名のほか「二豊(にほう)」、「両豊(りょうほう)」という名もある。日本という国の起源を考える際に、鍵のひとつとなる地である。池群は、多くが東九州自動車道に沿った40kmほどの細長いエリアに分布する。
夕田池は二車線道路沿いでアクセス性がよい。広くのびやかな雰囲気は、豊国の野池群の多くに共通する。
地元の歌人だろうか、「みづうみにむかひて〜」と刻まれた歌碑が池畔に立っていた。

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夕田池周辺のナビ画面と豊前野池群絵図