塩田跡の養殖池（仮称）（広島県大崎上島）

塩田跡の池を利用した日本唯一の牡蠣養殖場。

大崎上島の玄関口にあたる垂水港から200mほどのところに塩田の跡地という大きな池が二つある。
ひとつは道路沿いにあってよく目立つ。水は海水がまじっているようにも見えるが、よく透き通っていた。
海側の入り江とは水門が設けられている。このかたわらに垂水親水公園という小さな公園があるが、特に見るものはない。
細い堤を隔てて向こう側に見えるのが、もうひとつの池。そちらは塩田の池を利用した日本で唯一の養殖池とのことで、牡蠣の産地として有名な広島にあっても希少な「塩田熟成牡蠣」ブランドで生産されている。
毎年冬から春にかけて池の水をすべて抜いて池底を耕すという。こうすることで健康で栄養価の高い牡蠣が育つというから、よい池を維持するためには手間のかかる水抜きが有効というのは農業、漁業を問わず共通のようである。

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垂水港。

水辺遍路謹製マップ。