水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

有栖川宮記念公園の池(東京都港)


2023年に水抜きをしたら池ヌシが現れ騒ぎに

有栖川宮記念公園は旧盛岡藩主南部美濃守の下屋敷。明治になって有栖川宮、ついで大正時代には高松宮の御用地となり、昭和になって公園用地として賜与された歴史があり、園内には野球場、テニスコートもある。
丘陵を模した林から人工渓流、そして池へと至る作庭は林泉式とのこと。紅葉の季節は華やかに池が彩られる。
2021年末に7年ぶりに訪れたところ、コロナ禍のオミクロン株の影響で世界中が外国人の行き来を制限するなか、さすがこの周辺は各国の大使館が多く在する立地だけあって、歩いている人も外国人が多く、別世界に来たような錯覚。池の鯉にエサをあげて喜んでいる子どもも外国人。でもタナゴやフナ釣りに興じるのは、やっぱりジャパニーズおじさんかな。
この池の水を2023年2月に全部抜いたところ、池ヌシのような体長1.3mもの巨大ナマズが現れ、テレビのニュースや新聞などでもとりあげられる騒ぎに。それにしてもニホンナマズならせいぜい50センチ程度なので、ここまで大きくなるのはビワコオオナマズと思われるが、魚種などは調査中とのこと。

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タナゴ釣りに興じる人の姿も(2014年)