水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

蓼の海(長野県諏訪)

たてのうみ。

スケート記録製造リンク」から「日本一テクニカルなトラウト釣り場」へ

諏訪湖を見おろす標高1250mに立地する人造の溜め池。
自殺した名女優・竹内結子主演の映画『いま、あいにゆきます』のロケ地にもなった。
かつてはスケートリンクとして湖面活用されたが、現在は公園化されたオープンなルアー、フライのフィッシング管理釣り場になっている。駐車場、トイレあり。釣りは有料だが湖畔散策は自由にできる。アスレチックコースあり。
以下、諏訪市オフィシャルサイトより。

蓼の海は水田かんがい用のため池として、大正12年に築造されました。その後、大正14年から冬期間はスケートリンクとして整備され、長年にわたって使用されてきました。
天然氷のスケートリンクとしては非常に良質な氷が張ることで知られ、数々の日本記録が打ち立てられたことから「記録製造リンク」と呼ばれました。さらに、昭和24年、30年には国民体育大会の冬季スケート競技が開催されるなど、数多くのスケート全国大会が開催されたほか、オリンピックの代表選手が合宿を行うなど、日本屈指のスケートリンクとして全国に名を知られていました。
しかし、その後、メンテナンスが容易で氷の質にも勝る人工リンクの台頭により、大会の開催数が次第に減少し、整備に多大な手間がかかることから昭和51年に蓼の海スケート場は閉鎖されました。

案内板



 

蓼の海の景観と設備

堰堤

水利設備

洪水吐と取水設備

湖岸

2013年の蓼の海



 

魚影



 

駐車場、管理棟



 

映画

もういきなりオープニングから蓼の海がどんと。池好きにはたまらない。映画の内容も涙がタテに飛ぶ。


 

Googleマップ

マークした場所が駐車場。