水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

京徳池(静岡県掛川)

東海の温暖な日ざしをいっぱいに受けた茶畑を潤す数々の野池に恵まれ、古くからバサーを集めてきた掛川。有名メーカーも拠点を置く「カケガワ」はもはや釣り人のあいだでひとつのブランドといえるだろう。
その掛川の中心部、新幹線も停車する掛川駅からわずか1km。東名高速インターはすぐ横という立地にある京徳池にも昔からブラックバスがいる。
公園化されており、芝生の小広場、小さな展望山、あずまやがある。池岸は遊歩道がついている護岸と雑木林のオーバーハングとがバランスよく共存しており、過剰な整備がされておらず釣り場としてほどよい条件がそろっている。護岸も釣りがしやすい形状。
北側は東名高速に閉ざされ、それ以外は住宅地にとり囲まれている。
このような環境にあって釣り禁止になっていないというのは、地元釣り人やメーカーの努力と地域住民の理解があってのことであろう。
全国的にもバス駆除や釣り禁止の動きが着実に進行する今、掛川野池群の将来を占う上でのひとつのパイロットケースとなる池であるように思えた。
駐車場3台。トイレあり。

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広場とトイレ。トイレ下に台数が少ないものの駐車場がある
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※マークした場所が駐車場(3台)