水辺遍路

訪れた全国1万1,600の池やダムを独自の視点で紹介

河北潟(石川県かほく)

【かほくがた / 蓮湖、大清湖(たいせいこ)】

石川県最大の湖沼

干拓地形によって湖面積は昔年の四分の一になりながらも、石川県最大の湖沼の地位を保っている。
成因タイプは砂州発達により内湾が陸封された潟湖で、干拓前は本湖にくっつくコブのように「フゴ」と呼ばれる深い衛星湖があった。
茎足の長いアシが複雑な湖岸を覆い、汽水魚を獲る漁も盛んで、アシを屋根に拭いた独特の舟屋が立ち並び、オニバスが舟の行く手を阻むほど繁茂するなど、豊かで特徴的な景観を持つ湖沼だったが、干拓による農地開発と都市化で景観は一変した。
日本海と結ぶ吐き出しは二本あり、一方の放水路に道の駅、流出河川の河口には金沢港がある。


日本海との接続水路



 

貯木場水門


 

道の駅


 

南部の山なみ


西部承水路

内日角ふるかわ公園の岸にヘラブナ釣り師あり。(2012年4月)



 

釣り

メジャーなバスフィッシングフィールド、かつ、へらぶな釣り場としても知られるが、広大な湖岸平野が広がりポイントが絞りづらいので、ファーストアタックなら西部承水路が攻めやすい。


 

河北潟の水と農を守り活かす活動

kahokugata.sakura.ne.jp



 

広重の描いた河北潟

夜の漁の風景。河北潟のことは「蓮湖」と記されている。バックの山は白山。


 

マップ

ニッポン湖沼図鑑マップ

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