のもりのいけ。
SLの汽笛が響く里山にたたずむ素朴な里池。
「にほんの里100選」にも選定された大井川中流域、SLの汽笛がとどろく川合の川根本町家山に位置し、公園化された景観のよい里池。とても気持ちのいい池なので、ほぼ年に一度は釣りなどをしに立ち寄っている。
ため池の容貌をもつ池だが、大井川の蛇行部分が切り離された河跡湖ということで分類としては天然湖ということになりそうだ。
野守太夫という遊女が悲恋の末に鯉に身を変えてこの池に消えたという伝説が名称の由来か。今でも背びれのない鯉が棲むという。
(2014年4月撮影)
へらぶな、ブラックバス釣り場としても名高い。
釣り場としても名高く、全国のへらぶな釣り師が好きな池の上位にあげる。
周囲2kmの池はほぼ全周にわたり、各ポイントに釣り桟橋が設置されており、かつては和船での船釣りもできたようである。
駐車場および駐車スペースも豊富で、釣り座の近くにクルマを停められる場所も多い。
野池とはいえ、へらぶなは魚影が濃いので活性が高ければ宙釣りでのカタ狙いがおすすめである。底は数は上がるが極小サイズやジャミも多くなる。
ブラックバスもかつては良型が釣れているのを何度か見かけた。私自身も茶のスピナーベイトでヒットしたもののラインブレイクでとり逃がした痛恨の思い出がある。以来、同じ場所で狙っているが、魚が小さいらしくチェイスはあるがバイトに至らない。2015年10月もチェイスがあった。やはり小さそうだったが。その後、同じ場所に入ったバサーが20センチほどを上げていた。
2017年3月。厳しい状況。5時間でサワリ二回ほど。やっとのアタリ(スレアタリ)も、ウロコがかかるスレですべて台無し。
2015年10月。底づりで体型のいいきれいな個体が2時間で3枚と野守の池としては好調。地元の釣り師は、数は出ないが宙釣りで大物を狙うと言っていた。
周辺観光
大井川沿いの温泉場のそば屋。ちょうどSLの通過時刻だった。汽笛の音が大井川の両岸をはさむ山に響きわたり、静謐な水が春を告げていた。
マークした場所がトイレのあるメインの駐車場。