スノーピーク箕面キャンプフィールド。
釣り具でもシェアを持つ会社が運営するキャンプ場の池なのに。
包丁をはじめとする金属加工の一流技術をもつ新潟県三条の金物問屋から出発し、1980年代に世界に先駆け独自の用品によって「オートキャンプ」というスタイルを生み出したとされるスノーピーク。
2000年ごろに「地」という超小型ガスストーブを店先で手にしてから、その精巧で無駄のない造りに魅了されて以来、もう長いあいだキャンプ用品、釣り具など、スノーピーク製品のお世話になってきた。
なかでも、へらぶな釣りの必携品である釣り台をはじめとする「銀閣」ブランドを生産していたのが、大好きなスノーピークと知ったときはうれしさに身をよじった。へらぶな釣り師のあいだで「スノーピーク」は知らなくても「銀閣」を知らぬ者はいない。
そんなスノーピークが関西におけるアウトドア拠点として貯水池のほとりに開設したのが、スノーピーク箕面キャンプフィールド。残念ながらこの貯水池の名称は現地スタッフに訊ねても分からなかったが、現地にはスノーピークが立てた看板の「貯水池」と、国土交通省が立てた看板の「調整池」の二とおりの記載が見られた。
かなり広い範囲にわたって底が見通せるほど水位が低い状態が維持されていることや、ほぼ全周にわたってフェンスでがめぐらされているし、やはり貯水池というよりは調整池として築造されたと思われる。
池の構造と許認可の問題があるのだろうが、釣り具でシェアを築いたスノーピーク運営のキャンプ場として隣接する池が立入禁止であることは、かなりもったいない。
個人的には最新から過去モデルまでずらりと歴代「銀閣」シリーズを並べたへらぶな釣りゾーンがあれば・・そんな妄想は需要的に実現性が低いだろうが、人気のルアー・フライフィッシングも楽しめるような、さらにはカヌーやSUPも体験できる親水ゾーンが認可・整備できればスノーピークファンとしては、いても立ってもいられない。
現状としては池への流れ込みとなる水路に、子どもが水遊びできるような人工的な親水ゾーンが設定されており、池のインレット側にも草地が見られた。
kaizen.hatenablog.com
kaizen.hatenablog.com
kaizen.hatenablog.com