水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

ヤカン池(愛知県東海)

東海しあわせ村。聚楽園公園。
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珍妙な名称と大仏をもつ池。

愛知にはいとも奇妙なカタカナ名の池がある。名古屋のデッチョ池、そしてこの東海のヤカン池。
池の形はどう見てもヤカンではない。では由来はというと、東海市史資料編第一巻によると、
「名古屋の浅井七左衛門(屋号ヤカン屋)と、大高村の山口弥七郎によって、寛保元年(一七四一)に開発されたので、両人の姓をとって新田名とした。また、灌漑用池の名称は、浅井家の屋号をとってヤカン池と名付けたという。」
つまり新田開発に功績のあった人の屋号。ヤカンは薬罐で医者か、薬屋関係だろうか、財力があった人物と思われるが、はるか後世に「ヤカン池」として謎を残すとは当人、想像もしなかっただろう。

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釣り、キャンプも。

へらぶな、ブラックバスの生息が確認されているが、水抜きによってどうなったか。
東海しあわせ村内に位置し、市街地なのにキャンプ場もある。

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マークした場所に駐車場。