水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

明見湖(山梨県富士吉田)

【あすみこ / はす池】

雰囲気たっぷりの明見湖(2014年撮影)

富士山とのゆかりの深い風雅な古代湖

湖というには小さすぎで形態としては天然の沼。
池の起源は縄文時代と古く富士山の溶岩による堰き止め湖と考えられている。古くから富士山信仰の垢離場(こりば)である富士八湖(富士五湖・四尾連湖・明見湖・駿河の浮島沼)に数えられ、歴史ある水辺。現在は明見湖公園として整備開放されている。
岸辺の一角にビオトープが設けられており、絶滅危惧種のホトケドジョウが生息している。
現在選定を進めている水辺遍路の「里池100選」候補。

ホトケドジョウが保護生息している池も隣接。奥が明見湖。(2022年撮影)


 

釣り場としての状況

へらぶなの穴場だった時代も

釣り場として、へらぶな固定釣り台が数基設置されており、無料で釣りができることが看板にも記されている。また2010年にはへらぶな釣り雑誌に「超穴場」として紹介されたが、その他にはあまり情報がない。夏場はハスが湖面を覆うが、釣り台近くは10尺程度の竿を出せ、鯉が居着いている。目視ではへらぶなの姿は確認できなかった。
ブラックバスも確認されているが、外来魚の放流・再放流およびルアー・フライフィッシングは禁止。2010年にはブラックバス92匹、ブルーギル462匹が駆除されている。

ルアー・フライは禁止

2022年の再訪ではルアー、フライ禁止看板と釣り禁止区域の設定を確認。また犬の散歩も禁止となっている。

公設の固定釣り台

大型でしっかりしている釣り台だが2022年の再訪時には経年劣化が見られ、朽ちかけているものもあった。


 

池の設備(明見湖公園)

水門

流れ込み

水くみ場

トレイルランコース

トイレ

駐車場


ビオトープ

水上デッキ

左は2022年、右は2014年。

体験館と広場



 

明見湖の景観

明見湖と富士山(空撮)

冬(2014年)


秋(2022年)



 

案内板

2022年撮影



2014年2月撮影




 

Googleマップ

マークした場所が駐車場。