水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

円良田湖(埼玉県寄居)

【つぶらたこ / 円良田ダム?】

釣りパラダイス感は2024年も健在。ただ、昭和薫る舟宿は営業をやめている所もあった

北関東を代表する野釣りの聖地

堤高21mのアースダムが堰く昭和時代築造の農業用貯水池であるが、半世紀以上ものヘラブナ放流の歴史があり、冬のワカサギ釣りも合わせて野釣りの聖地。
山のせり出した湖岸には船宿がならび、魚影が濃いことから釣り人の気配がたえることがない。
ボート釣り、桟橋釣り、陸釣りができる。旅館下の桟橋は深さがあり長竿での提灯釣りが可能。
春は湖岸に植栽された千本のソメイヨシノに包まれ、夢のような釣りができるだろう。夏は谷を埋める新緑、秋の紅葉も素晴らしい。
釣りには入漁料必要。


 

円良田湖の形態と景観

異例づくしのネーミングの不思議

「ダム便覧」に掲載されているアースダムだが「円良田湖」というタイトルでダム名が記されていない。農業用ため池データベースでも「円良田湖」としか記されておらず、正式な貯水池名やダム名がないみたいで、名前については異例な池といえる。
「円良田ダム」とネット上で見られる呼称も、ダムマニアが便宜的に付けたものかもしれない。
なお「つぶらだ」という読みが多数派だが(当ブログ記事も2024年5月の更新までそう記していた)、「つぶらた」が正解のようだ。

湖中のメルヘン

赤い屋根の建物は取水塔。

2013年の円良田湖



 

円良田湖の設備・施設

洪水吐

道水路

取水塔

特徴的なデザインの取水塔であるが、湖中にポツンと立つように見える形態も独特。よく見ると管理橋が湖岸から出ている。
取水された水は導水トンネルで山里の農地へと送られている。


堰堤

銅像

公衆トイレ


 

釣りと魚影

ボート桟橋と舟宿

丸い釣り券販売所

中に自動販売機がある。


バスの魚影もあるがルアー・フライは禁止

ランカーバスの魚影も濃かったが、ルアー・フライ釣りは禁止とのこと。


 

案内板と駐車場


 

マップ

現地釣り場案内マップ

Googleマップ

マークした場所に観光駐車場。