水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

津風呂湖(奈良県吉野)

【つぶろこ / 津風呂ダム】

ヘラブナ釣り台でテレワーク。目の前にはゴミ箱。すぐ下には釣り師の姿も(2023年5月)

関西の「良心」が昇華した野釣りフィールド

関西における「ダム湖ヘラブナ釣り発祥の地」だけあって、大型の国営ダム湖でありながら野釣り環境の良好さに驚く。自然護岸の多くから釣り台を使って竿を出すことが可能。各スポットには駐車スペースからゴミ箱まで設置されていて、とても良心的。
バス釣り場としてもトーナメントも開催される関西屈指のメジャーレイク。ほか、コイ、ワカサギ、アユ。
レンタルボート店、釣り桟橋あり。

54cmのブラックバスがアユに喰らいつく瞬間(2023年5月)


 

津風呂湖の地形

津風呂川を堰いた人造湖。最大水深は45mもある。



 

奈良県での湖上遊覧船発祥の湖。遊歩道も充実

湖岸遊歩道、吊り橋、公衆トイレも整備され、ハイキングにも最適。湖周長は32kmもある。
また、奈良県初の湖上遊覧船が就航した人造湖でもある。



 

運動公園カヌー場(吉野運動公園)

広々とした未舗装駐車場と木陰の湖畔。マイカーのすぐ横で釣り座を出せて、とても雰囲気がいい。




 

平尾の赤い橋(ヘラ桟橋)

駐車場、トイレあり。



 

堰堤

農水省所管の重力式コンクリートダム

かんがい用の国営ダムだが、一部、上水道用としても供されている。

ダムサイト

バイオトイレあり。





 

魚影と釣り

老ヘラ師と若者バサーの美しきコラボ

ヘラブナ釣り師とバサー、高齢者と若者のコラボを見た。ヘラ師が捨てるジャミ(本命以外で釣れてしまう魚)を目当てに足もとでウロウロしているデカバスを、バサーが小鮎をもらって釣り上げた。54cmあったという。これぞコラボ。美しいものを見た。
ベイトはアユ、ワカサギカラーが有効か。

ヘラブナ釣り台の間違った使い方

1、池ごはんのテーブルとして
2、テレワークに

ボート・カヤック

動力船、マイボートは不可。



釣りルール看板

釣りには日券1,000円(現場売りは1,300円)が必要。




 

マップ

現地案内板マップ

釣りポイントも記されている。



Googleマップ

マークした場所は湖畔にある運動公園駐車場のトイレ。