長岡市八方台いこいの森
長岡市八方台いこいの森というキャンプ場の借景要素になっている池が山の中腹に肩を寄せ合っている。柳市池、柳池、長池ともうひとつの池の合わせて四つ。
池自体は農業用の溜め池と思われるが、地図で見るとその布陣がちょっと変わっていて、ぜひ現地で見てみたいと思っていた。
池名は現地のキャンプ場案内板に記されていた。やなぎいちいけ、と読むのだろうか。そういえば沖縄の離島、久米島にヤンガーイチ池というのがあった。関係ないけど、ふと思いだした。
ここは山腹のたるみ皺みたいに細長い池が並んでいる。山の斜面に対して縦皺の形で細長い池ができるなら分かるが、横皺というのはちょっとめずらしい気がした。細長い池のインレット側をキャンプ場の借景要素として利用している感じで、取水設備などがあると思われる堰堤は反対側に遠く見えない。だからキャンプ場から見ただけでは天然湖の表情で、やはりユニークだ。
釣りなど魚の捕獲禁止を訴えたいのだと思うが、「魚にいたずらをしてはなりません」という武家の母のような言い回しがおもしろい看板も含めて、新潟では心に残った池だ。
マークした場所はキャンプ場の駐車場。