水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

掖谷大池(兵庫県神戸)

ねぶたにおおいけ。
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住宅地と工業団地に取り囲まれた一角にある公園を中心に公園化。
掖谷公園にはテニスコート、サッカー場、駐車場、トイレがある。掖谷池は地図でみると公園の構成要素であっておかしくない立地にあるが、公園駐車場からは、ぼうぼうに生い茂る草に阻まれて、遠目に見るのがやっと。
池岸の一部は住宅地が接して、のんびりと水辺を歩けるような構造にはなっていない。
ランカーバスが、というようなネット情報も見られたが、警察に通報する住民とのバトルもあるようである。直接は釣り禁止看板は確認していないので、真偽のほどは分からないが、現実に関西では農家vsバサーではなく、地域住民vsバサーという構造はめずらしいことではない。
都市化の中で中途半端なかたちでとり残された池は、なかなか難しい立場のようだ。
おそらくは全国でもここしかない池名ではないかだろうか。手へんに「夜」を組み合わせた「掖」という字は、この池に会うまで見たことがなかった。
音読みで「エキ」、訓読みで「わき」。人体の一部の「脇」の意であるが、この池では「ねぶ」と読ませるところも小憎い。

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公園駐車場。


マークした場所は駐車場。